校長あいさつ

蓮田松韻高校のホームページをご覧いただきまして、ありがとうございます。

平成22年に開校した本校は、校是「松風水月」及び校訓「誠実・挑戦・感謝」の精神で、自ら未来を切り拓く力を持ち、心豊かな生徒の育成を目指しています。おかげさまで17年目を迎えました。

蓮田松韻高校は「一人ひとりの学びたいを実現する学校」です。また蓮田市内唯一の県立高校として、地域の皆様の期待に応え、様々な教育ニーズに対応しています。

本校の単位制は、進路希望や興味・関心に応じて必要な科目や好きな科目を選んで学ぶことが出来ます。生徒の「学びたい」という意欲を引き出し、基礎基本の内容から各種検定試験・大学受験対策・就職試験対応までの幅広い内容が学べます。

中学生の皆さん、楽しい仲間、優しい先輩、面倒見の良い先生方と一緒に、新しい高校生活の第一歩を踏み出しましょう。一緒に成長しましょう。

地域の皆さん、どうぞ本校へ足を運んでください。学校行事を中心に、様々な教育活動で生徒達が躍動する様子を、是非ご覧になってください。

 

  埼玉県立蓮田松韻高等学校長  鈴木 紀幸    

 

 

校長室より

校長室より

【校長】第17回入学式 式辞

 春のやわらかな光に包まれ、新たな生命が息づくこの季節に、こうして、148名の新入生を本校に迎えられたことを、心から喜ばしく思います。また、本日はご多用の中、ご来賓の皆様並びに保護者の皆様に御臨席を賜り、本校入学式を挙行できますことに、心から御礼申し上げます。

 さて、新入生の皆さん。今日、どのような気持ちでこの場に座っているでしょうか。期待とともに、不安もあるかもしれません。しかし、その気持ちは、これから新しい一歩を踏み出そうとしている証です。

 どうか、その一歩を大切にしてください。

 今、社会は目まぐるしい勢いで大きく変化しています。これまで当たり前だったことが通用しなくなり、新しい価値観や技術が次々と生まれています。ニュースを見れば、世界の出来事が瞬時に伝わり、情報はあふれるほど身の回りにあります。その一方で、何が正しいのか、何を信じ、どう行動すべきか、自分で考え、判断する力が強く求められる時代になっています。

 このような時代において、皆さんにとっての高校三年間は、「知識を覚えるだけの時間」ではなく、変化の中でも自分で考え、判断し、行動できる力を養う三年間であってほしいと願っています。

  そのために、今日は皆さんに、3つの言葉を贈ります。本校が大切にしている、「誠実」「挑戦」「感謝」です。

  まず一つ目は、『誠実』です。

 情報があふれる今の時代だからこそ、自分に対して誠実であることが何より大切です。楽な方に流されてしまうのか、それとも、自分で考え、納得できる選択をするのか。誰かの意見に流されるのではなく、自分の頭で考え、自分の言葉で判断する。その積み重ねが、皆さんの確かな力になります。

「今の自分は誠実だろうか」

 ぜひ、その問いを三年間持ち続けてください。

 二つ目は、『挑戦』です。

 変化の激しい時代において、求められるのは「失敗しない人」ではなく、変化に柔軟に対応し、学び続けることができる人です。そのためには、挑戦することが欠かせません。初めてのことに一歩踏み出すとき、不安を感じるのは当然です。しかし、その一歩を踏み出した人だけが、新しい景色を見ることができます。どうか、失敗を恐れず、「やってみよう」とする気持ちを大切にしてください。その経験こそが、これからの社会で生きる力となります。

  そして三つ目は、『感謝』です。

 どれほど時代が変わっても、人は一人では生きていくことはできません。家族、友人、先生、地域の方々、多くの人に支えられて、皆さんはここにいます。忙しさや変化の中で、つい見失いがちになるのが、この「感謝」の気持ちです。だからこそ、意識してほしいのです。「ありがとう」と言える人は、人とのつながりを大切にできる人です。そのつながりが、皆さんを支え、新たな可能性を広げてくれます。 

 これからの三年間で、皆さんは多くの経験をするでしょう。うまくいくこともあれば、思い通りにならないこともあります。しかし、その一つ一つが、変化の時代を生き抜く力となっていきます。

  どうか、誠実に自分と向き合い、挑戦することを恐れず、感謝の気持ちを忘れずに、一歩一歩、前に進んでください。皆さんの高校生活が、これからの社会をたくましく生きるための、かけがえのない三年間となることを心から願い、式辞といたします。

 ご入学、誠におめでとうございます。

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【校長】令和8年度第1学期始業式

〇令和8年度始業式を迎え、再び皆さんと顔を合わせることができたことを、大変うれしく思います。

 春は、始まりの季節です。同時に、「自分を変えるチャンスの季節」でもあります。

 2年生の皆さんは、学校の中核を担う存在となります。後輩を迎え、先輩としての姿が問われる一年です。

 3年生の皆さんは、いよいよ最上級生です。進路実現という大きな目標に向かうと同時に、学校全体を引っ張る存在としての責任があります。

 ぜひ、それぞれの学年で「一段階上の自分」を意識してほしいと思います。

 

〇さて、今日は「成長する人の考え方」についてお話しします。

 発明王として知られる トーマス・エジソン は、電球を完成させるまでに、何千回もの試行錯誤を繰り返しました。

とある記者は、「この電球を創るまでに何千回の失敗がありましたか?」と質問をしましたが、エジソンはこのように答えました。

「私は失敗したのではない。何千通りのうまくいかない方法を発見したのだ。」

 この言葉は、「失敗」の意味を大きく変えてくれます。私たちは、うまくいかなかったときに立ち止まり、「やらなければよかった」と思ってしまいがちです。しかし、本当に立ち止まってしまうのは、「挑戦しなかったとき」です。

 人生を「すごろく」に例えてみます。

 失敗することを恐れて、チャレンジしないという選択をする人は、すごろくで言えば、「一回休み」(パス)を選んでいる人です。その場にとどまり、サイコロを振ることもせず、前に進もうとしない状態です。

 一方で、勇気を出してサイコロを振った人はどうでしょうか。

 1マス先にどんな出来事が待っているかは分かりません。もしかすると、うまくいかないことや困難が待っているかもしれません。それでも一歩を踏み出した人は、確実に前に進んでいます。

 この「前に進む」ということ自体が、すでに成長なのです。結果がどうであれ、挑戦したその瞬間に、人は一つ成長しています。だからこそ皆さんには、「一回休み」(パス)を選ぶ人ではなく、サイコロを振り続ける人(チャレンジャー)であってほしいと思います。

〇次に、「楽しい学校生活」とは何か、について考えてみましょう。

 皆さんにとって「楽しい」とは何でしょうか。友達と笑い合う時間、部活動での達成感、さまざまあると思います。  

 しかし、本当に充実した学校生活は、待っているだけではやってきません。

 鍵となるのは、「主体性」です。

 自分から挨拶をする。自分から授業に向き合う。自分から進んで行動する。自分から誰かに声をかける。こうした行動の積み重ねが、信頼関係を生みます。信頼関係ができると、『居場所」ができます。その『居場所』が、学校生活を楽しいものにしていきます。

 ぜひ覚えておいてほしいことがあります。

「楽しいから頑張る」のではなく、「頑張るから楽しくなる」のです。

 時に、「楽しくないからやりたくない」と感じることもあるでしょう。しかし、それは自分に対する言い訳になってしまいます。その状態は、すごろくで言えば「一回休み」を選んでいるのと同じです。自分の中で理由をつけて立ち止まってしまえば、前に進むことはできません。

 だからこそ大切なのは、たとえ気が乗らないことがあっても、何かを行うときには、自分から一歩を踏み出してみることです。その一歩が、やがて楽しさや充実感へとつながっていきます。

  今、学校の環境が少しずつ変わってきています。

 昨年度末には、体育館にエアコンが設置されました。また、グラウンドの改修工事も進んでいます。

 これは、グラウンド南側の市道拡幅に伴うものであり、現在、本校の南側にある蓮田松韻高校バス停も、いずれ正門の前まで移設され、さらにアクセスが良くなっていきます。

 このように、授業や学校行事、部活動など、さまざまな場面で、これまで以上に充実した活動ができる環境が整いつつあります。

 例えば、部活動を考えてみてください。これまで、暑さや天候の影響で思うように練習できなかった場面もあったと思います。しかし、体育館の環境が整えば、より集中して、安全に、質の高い練習ができるようになります。

 また、グラウンドの整備が進めば、これまで以上にコンディションの良い環境で、学校行事や日々の練習や試合に臨むこともできるようになります。

 つまり、皆さんが本気で取り組もうとすれば、それに応えてくれる環境が、確実に整ってきているということです。

 そこで大切なのは、環境が整うことそのものではなく、それをどう生かすかです。どれだけ良い環境があっても、それを使う人の姿勢が変わらなければ、成果は変わりません。

  逆に言えば、この環境を前向きに活用しようとする人にとっては、大きく成長するチャンスが広がっているということです。ここでも同じです。環境の変化を前にして立ち止まるのか、それとも一歩踏み出して活用していくのか。「一回休み」を選ぶのか、前に進むのか、という違いです。

 ぜひ、この新しい環境を最大限に生かし、自分自身の成長につなげてほしいと思います。

 これからの社会で求められるのは、特別な能力だけではありません。時間を守ること。挨拶ができること。約束を守ること。最後までやり抜くこと。周囲に配慮できること。こうした「当たり前」を当たり前にできる人が、信頼される人です。

 『誠実』な人は信頼されます。『挑戦』する人は成長します。『感謝』できる人は、人とのつながりを広げます。

 この三つを大切にできる人が、社会で必要とされる「人財」となっていきます。皆さんは、これからの社会にとって宝物です。しっかりと磨きをかけて、社会に飛び出してほしいと思っています。

 新年度のスタートにあたり、ぜひ自分に問いかけてください。

 「今年、自分は何に挑戦するのか。」「どんな自分になりたいのか。」

 そして、その答えを出せるように行動で示してください。

 誰かがやるのを待つのではなく、自分から動く。

 ぜひ、“一回休み”を選ばず、勇気ある一歩を踏み出し続ける一年にしてください。

 皆さんの大きな成長を期待し、始業式の式辞とします。

 

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【校長】新年度のご挨拶

 令和8年度の始まりにあたり、ご挨拶申し上げます。

 新しい年度を迎え、生徒の皆さんはそれぞれの思いを胸に、新しい一歩を踏み出しました。進級・入学をされます皆さんの前途を心から祝福いたします。

 さて、本校では、校訓である「誠実・挑戦・感謝」のもと、『一人ひとりの学びたいを実現する学校』として、生徒の主体性を育み、それぞれの可能性を最大限に引き出す教育に取り組んでまいります。日々の授業や学習活動はもとより、学校行事や部活動においても、仲間と協働しながら自己を高めていく経験を大切にし、「チーム松韻」として学び合い、高め合う学校づくりを目指してまいります。

 また、確かな学力の定着と進路実現に向けた指導の充実を図るとともに、生徒一人一人に寄り添った丁寧な支援を行い、それぞれの夢の実現を力強く後押ししてまいります。

 さらに、『安心・安全な学校づくり』は、本校教育の基盤であります。日々の小さな変化にも目を向けながら、早期の対応を心掛け、生徒はもとより教職員にとっても安心して学校生活を送れる環境を整えてまいります。

 今後も、保護者の皆様、地域の皆様とのつながりを大切にし、信頼される学校づくりを進めてまいります。

 本年度も、本校の教育活動に対し、変わらぬご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

 埼玉県立蓮田松韻高等学校 校長 鈴木 紀幸

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【校長】第3学期終業式

 本日、三学期の終業式を迎え、今年度の教育活動が一区切りとなります。まずは、この一年間、それぞれの場所で努力を重ねてきた皆さんに、「よく頑張りました」と伝えたいと思います。

 授業に真剣に向き合ったこと。部活動で仲間とともに汗を流したこと。学校行事で力を合わせ、ひとつのものをつくり上げたこと。その一つひとつが、皆さんの確かな成長につながっています。

 例えば、部活動では、最後まであきらめずに練習を積み重ね、試合で良い結果を出した部活もありました。

 また、力を発揮したものの、目標とする結果には届かず、悔しい思いをした部活もあったと思います。

 しかし、「勝ち負け」よりも大切なものが、そこにはあったのではないでしょうか。練習を続けること、仲間と支え合い、高め合う姿勢、思うようにできない自分を受け入れ、謙虚に向き合う姿勢。投げ出さずに継続していくことで、できないことが、少しずつ出来るようになっていくこと。

 こういったものが、皆さんの大きな成長です。

 また、進路の面でも、三年生(卒業生)はそれぞれの進む道を切り拓いていきました。

 希望する進学先に合格した人、就職試験に挑み内定を得た人。その裏には、日々の積み重ねと、見えない努力がありました。放課後に残って学習を続けていた姿。何度も面接練習に取り組んでいた姿。そうした一つひとつの努力が、結果につながっています。

 振り返ってみてください。四月の自分と、今の自分は、同じでしょうか。できなかったことが、できるようになった。続かなかったことが、続くようになった。人との関わり方が、少し変わった。そうした小さな積み重ねこそが、「成長」です。

 一方で、課題もあったはずです。

 時間の使い方、学習に取り組む姿勢、生活習慣。「もう少しできたはずだ」と感じている人、いませんか?今、ハッとしましたか?でも、それは、次に繋がる大切な気づきです。

 気づきは、自分自身の意思によって変えることができます。変えるのは、自分自身であり、友達や先生や家族ではありません。気づいたことは、すぐに実践に変えていくことで、さらに成長できるでしょう。

  さて、皆さんはまもなく進級します。ここで、ぜひ考えてほしいことがあります。

 進級とは、単に学年が一つ上がることではありません。自分の将来に、一歩近づくということです。

 1年次の皆さん。皆さんは、まもなく先輩になります。後輩から見られる存在になるということは、自分の行動に責任を持つということです。日々の挨拶、授業への姿勢、学校行事に取り組む姿勢、学校生活の一つひとつが、後輩の手本となります。

 2年次の皆さん。いよいよ最上級生です。そして同時に、自分の進路を具体的に決めていく年次となります。進路は、突然決まるものではありません。日々の生活の中での選択や積み重ねを、少しずつ形にしていくものです。

 卒業生が背中で見せてくれた姿が、まさに、その証です。進路を決めて卒業していったことを示す、進路決定率は、98.9%でした。日々の授業に向き合う姿勢、時間の使い方、努力の積み重ね。そのすべてが、進路実現へとつながっていきました。

 高校生活は、卒業後の進路と確実につながっています。授業への取り組み方、時間の使い方、人との関わり方、その一つひとつが、将来の自分をつくっています。だからこそ、これからの毎日を、「なんとなく過ごす時間」にしてはいけません。「自分の未来につながる時間」として、大切にしてほしいと思います。

 まもなく春休みに入ります。この春休みは、単なる休みではありません。

 次の年次への「準備の時間」です。生活リズムを整えること。基礎的な学習を見直すこと。そして、自分の目標を考えること。わずか2週間ではありますが、この期間をどう過ごすかで、新年度のスタートは大きく変わります。

 本校の校訓になぞらえれば、

 『誠実』に日々を積み重ねること。

 新しいことに『挑戦』する勇気を持つこと。

 支えてくれる人への『感謝』を忘れないこと。

そして、仲間とともに学び合い、高め合う。「チーム松韻」として、一人ではなく、みんなで成長していくことを大切にしてください。

  新年度が、皆さんにとってさらに充実したものとなることを期待して終業式の式辞とします。

 

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【校長】誇りをもって!!

本日、第16回卒業証書授与式を挙行いたしました。

卒業生の皆さん、蓮田松韻高校での3年間の歩みを誇りに、大きくはばたいてください!

卒業式における式辞を紹介いたします。

【式辞】

 春の訪れを感じる頃となりましたが、雪の舞う様子が印象深い特別な日となりました。

 本日ここに、ご来賓の皆様、保護者の皆様のご臨席を賜り、埼玉県立蓮田松韻高等学校第十六回卒業証書授与式を挙行できますことは、卒業生はもとより、在校生、教職員にとりましても大きな喜びでございます。

 ただ今、卒業証書を授与いたしました九十四名の卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。

 皆さんは、校是「松風水月」、校訓「誠実・挑戦・感謝」のもと、本校の教育課程を修了し、本日めでたく卒業の日を迎えられました。三年間の努力と成長に心から敬意を表します。

  皆さんが本校に入学した頃は、まだ社会全体がコロナ禍の影響を引きずり、入学式ではマスクを外せませんでした。その後、少しずつ日常を取り戻しながら様々な学校行事が行われ、皆さんはその中心となって蓮田松韻高校を盛り上げてくれました。

  クラスメイトと声を掛け合いながら競技に挑んだ体育祭、勝利の喜びを全身で表現する姿に逞しさを、お互いの健闘をたたえ合う姿にリスペクトの精神を、生徒も教員もみんなが心から楽しんでダンスをする姿に松韻高校の一体感を感じました。私も手を引かれダンスの輪に入った瞬間に、松韻高校の一員として認められた喜びに胸を躍らせました。

 工夫を凝らしたクラス企画で多くの人を楽しませた文化祭、平和の尊さや歴史の重みを学んだ沖縄修学旅行、大切な仲間と共に切磋琢磨し力や技を磨き上げた部活動、どれも高校生活を彩る大切な思い出となり、皆さんの心の中にこれからも残り続けることでしょう。

 三年間の高校生活は決して平坦なものではなく、時には大きな壁が立ちはだかり挫けそうになったこともあったでしょう。皆さんのこれまでの頑張りに、心から大きな拍手を送ります。

 さて、蓮田松韻高校を巣立っていく皆さんに、私から一つお話をしたいと思います。

 詩人の 相田みつを さんは、次のような言葉を残しています。

「出会いが人を変え、感動が人を動かす。」

 人生を振り返ると、私たちは多くの人と出会い、そして心が動く経験を重ねながら成長しています。高校生活の三年間もまた、多くの出会いと感動に満ちた時間だったのではないでしょうか。

 友人との出会い、先生との出会い、部活動の仲間との出会い。時には悩み、迷いながらも、仲間と励まし合い、共に過ごしてきた時間の中で、皆さんは少しずつ成長してきました。

 そして、仲間の頑張る姿に心を動かされ、自分ももう一度頑張ろうと思ったこともあったことでしょう。そのような経験こそが、人を前へと進ませる力になるのだと思います。

 本校の校是は「松風水月」です。松林を吹き抜ける風の音や、水面に映る月の美しさを表す言葉です。

 風は目に見えるものではありません。

 しかし確かにそこに存在し、木々を揺らし、空気を動かし、時には人の心をも動かします。

 私たちは普段、風そのものを見ることはできませんが、揺れる松の枝や葉の音によって、その存在を感じ取ることができます。

 人の生き方も、これとよく似ているのではないでしょうか。誠実に努力する姿、仲間を思いやる行動、困難に立ち向かう勇気。こうしたものは形として見えるわけではありませんが、必ず周囲の人に伝わり、人の心を動かします。

 皆さんが本校で大切にしてきた「誠実」「挑戦」「感謝」という姿勢も、まさにそのようなものです。

 これから皆さんは、それぞれの新しい世界へと進んでいきます。大学や専門学校で学びを深める人、社会人として働き始める人など進む道は様々ですが、どの道においても大切なのは、日々の姿勢や人との関わり方です。

 誠実に努力する人、挑戦を続ける人、そして周囲への感謝を忘れない人の周りには、必ず「良い風」が吹き、人と人とのつながりが生まれていきます。皆さんにはぜひ、そのような「良い風」を周りに起こせる人になってほしいと思います。自分自身の努力によって、職場や学校、地域の中に新しい活力を生み出す存在となってください。

 これからの人生の中で、たくさんの人と出会いが自分を成長させ、心が動く感動が経験となり、さらに前へ進む力となっていきます。そしていつの日か、皆さん自身が、誰かの人生に「良い風」を届ける人になってくれることを願っています。

 最後になりましたが、本日お子様のご卒業を迎えられました保護者の皆様に、心からお祝いを申し上げます。

 決して笑顔だけではない日々の生活の積み重ねにより、本日こうして晴れやかな姿で卒業の日を迎えられたお子様の姿は、保護者の皆様にとりましても、何より嬉しく、誇らしく、そして感慨深いものではないでしょうか。

 蓮田松韻高校での三年間で、お子様は心身ともにたくましく成長されました。私たち教職員も日々の成長に寄り添うことで、多くの学び・感動・勇気をいただきました。三年間、本校の教育活動にご理解と多くのご協力をいただきましたことに、心より感謝申し上げます。

 結びに、九十四名の卒業生が、それぞれの場所で自分らしく力を発揮し、多くの出会いと、心が動く感動に恵まれながら、豊かな人生を歩まれることを心から祈念いたします。

 卒業生の皆さん。ここ蓮田松韻高校で過ごした三年間を誇りに、どうか胸を張って未来へ歩んでください。

 皆さんの人生に、「良い風」が吹き続けますように。

  以上をもちまして、式辞といたします。

 令和八年三月十日

埼玉県立蓮田松韻高等学校長 鈴木 紀幸

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【校長】第4回学校説明会ありがとうございました。

第4回学校説明会に多くの中学生・保護者の皆様の御来校をいただきありがとうございました。

校長挨拶では、本校の学校評価アンケートから、「本校に入学させて良かった」という質問に「とてもそう思う」「そう思う」と回答された、保護者の割合(91.9%)や、在校生が「本校に入学してよかった」と感じている割合(87.7%)という数字をお伝えしました。

そしてその声を学校運営の原動力として、一人一人の生徒に丁寧に向き合う教育を大切にしていることをお伝えしました。

また、受験生の皆さんには、入試までの限られた時間(47日)の中での学習の積み重ねが、これから大きな力となって表れてくること、最後まで自分を信じて挑戦してほしいとエールを送りました。

本日の説明会が、皆様にとって「ここなら安心して任せられる」「ここで高校生活を送りたい」と感じていただける機会となっていれば幸いです。

全ての受験生の皆さんの健闘を祈っております。

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【校長】3学期始業式式辞 ~今日やるかどうかで人生は変わる~

○  「3学期の始まりに」

今日から、3学期が始まりました。

冬休みを終えて、皆さんの表情から、新しい年、新しい学期が始まる緊張と期待を感じています。

 

 ○「一年の計は元旦にあり」

2学期の終業式では「一年の計は元旦にあり」と話をしました。

冬休みの間に、今年はどんな一年にしたいか、少しでも考える時間はあったでしょうか。

一年の始まりに、目標を立てることはとても大切です。

目標は大きなものでなくて構いません。

自分にとって、今の自分が少し成長できる目標で十分です。

 

 ○「3学期の意味」

3学期は、他の学期に比べて短い学期です。

しかし、決して軽い学期ではありません。

1学期、2学期で皆さんが積み重ねてきた努力を、形にする学期です。

授業で学んできたことを、確かな力にする。

生活面で身に付けてきたことを、当たり前にする。

そして、次の学年、次の進路へとつなげていく。

3学期は、次のステージへの大切な準備期間でもあります。

 

 ○「今、求められること」

3学期に求められるのは、「誰かに言われて動くこと」ではありません。

自分で考え、自分で動くこと。

今日やるべきことを、後回しにしない。

小さなことでも、自分で決めて行動することです。

 

○「今日やるかどうかで人生は変わる」

さて、ここで一つ、言葉を紹介します。

経営の神様と称される、パナソニックの創業者 松下幸之助さんは、こんな言葉を残しています。

やると決めたことを、今日やるかどうかで人生は変わる。

とてもシンプルですが、重みのある言葉です。

 

○「名言の意味」

大切なのは、「やろうと思ったかどうか」ではありません。

今日、実際に行動したかどうかです。

 

○「今日できること」

だからこそ、「明日から頑張る」ではなく、「今日、何をするか」 が大切になります。

今日、「やると決めていること」を一つだけで構いません。

ぜひ、今日のうちに行動してみてください。

 

○「校訓 誠実・挑戦・感謝」

その一歩は、自分に対して誠実であるということ。

新しいことに踏み出す挑戦でもあります。

そして、その積み重ねは、

支えてくれる仲間や家族、先生方への感謝につながっていきます。

皆さん一人一人が、「この3学期で、自分は成長した」と言えるような、充実した時間を過ごしてくれることを期待しています。

私たち教職員も、皆さんの歩みに寄り添い、全力で支えていきます。

3学期が、皆さんにとって実りある学期になることを願っています。

08.01.08 令和7年度第3学期始業式(HP).pdf

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令和7年度 第2学期終業式

今日で2学期が終わります。

今日は、この2学期を振り返ってみたいと思います。

まず、2学期の始まりを思い出してください。

2学期の始業式で、私は「日進月歩」という言葉を皆さんに伝えました。

「一気に大きく変わるのではなく、毎日の小さな一歩を大切にしてほしい」そう話しました。

このスライドを見て、「ああ、そういえば…」と思った人もいるでしょう。

今日は、もう一度、この問いを自分自身に投げかけてみてください。

 

2学期を振り返ってみてください。

続けられたことがありましたか。途中で止まってしまったこともあると思います。

そして、その中で気づいたこと、考えを変えたこと、どれも大切な振り返りです。

大切なことは、できたか、できなかったか、ではありません。「自分はどうだったか」に気づけたかどうかです。

なぜ続かなかったのか、あるいは、今も継続していて、自分の成長に気づけたか。それに気づけた人は、少しずつ前に進めている人です。

 

「努力のサイクル」

始業式では、「努力 → 当たり前 → 自信」という話もしました。

2学期を通して、「前は難しかったけれど、今は当たり前にできるようになったこと」は、ありませんか。

勉強、部活、学校行事の中で、初めてやってみることは誰でも難しいと感じます。続けることで、いつの間にか簡単にできるようになっていきます。それが、皆さんの成長です。

「芽の話を覚えていますか」

「日進月歩」は、一気に大きく変わることではありません。小さな一歩を積み重ねることが大切です。

努力は、すぐに目に見える形では表れません。見えないところで根を張り、静かに芽を伸ばしています。

うまくいかなかったこと、注意を受けたこと、悔しい思いをしたこともあったでしょう。

「失敗したらどうしよう」と考えて行動に移さないことは、失敗もしていないので成長にも繋がりません。失敗することは悪いことでも、怖いことでもなく、失敗したことから学ぶことの方が、より強く印象に残り良い経験となります。そして、それらすべてが、次の成長につながります。

 

「日進月歩は日常の中に」

このように、意識的に出来たことも、あるいはまったく気づかずに生活していたとしても、2学期の毎日を積み重ねた日々は、確実に皆さんの中に残っていて、それは、消えることはありません。

明日から冬休みです。この時間を使って、「自分の中に、どんな芽が育っているか」ぜひ、振り返ってみてください。

そして、「一年の計は元旦にあり」新しい年を迎えるに当たり、また一つ成長するために、自分なりの目標を見つけてください。

 3学期は、その目標を育て、自分なりの花を咲かせる学期になります。

今日の振り返りを、3学期の行動につなげてください。

2学期の始まりに掲げた「日進月歩」。今日、その言葉をもう一度思い出し、小さな一歩を大切にしながら、3学期、また前へ進んでいきましょう。

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【校長】第3回学校説明会のお礼

第3回学校説明会に御参加いただいた中学生の皆さん、保護者の皆さま、誠にありがとうございました。

本校の学校生活や学びの特色について、直接お話しできる貴重な機会となりましたことを、嬉しく思っております。

 

説明会を通してお伝えしたかったのは、松韻高校は「人の温かさ」に支えられた学校であるということです。

教員も生徒も、互いを大切にし、困ったときには自然と声を掛け合える、そんな雰囲気があります。

「こんなこと相談してもいいのかな」と思う前に、気軽に話しかけられる――その安心感が、日々の学校生活の土台となっています。

 

また、本校では前向きな言葉かけを大切にしています。

失敗やつまずきも、次につながる大切な経験として受け止め、一人ひとりが自分のペースで成長できるよう寄り添います。安心して勉強に取り組み、部活動や学校行事にも思い切って挑戦できる環境がここにはあります。

 「やってみたい」という気持ちを大切にし、挑戦する生徒を、教員と仲間がしっかりと後押しする学校。

それが松韻高校です。

 

高校生活は、学力だけでなく、人として大きく成長する大切な3年間です。

本校での学びや出会いが、皆さんの未来への一歩となることを、心から願っています。

皆さんと松韻高校でお会いできる日を、教職員・生徒一同、楽しみにしています。

 

次回、第4回学校説明会は、1月10日(土)です。

入試における5教科の試験対策や面接のポイントをわかりやすく説明いたします。

多くの皆様にお会いできることを楽しみにしております。

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HAPPY HALLOWEEN!!

令和7年10月30日(木)

「失礼しまーす!校長先生、ハンバーガーを召し上がってください!!」

元気な様子で2年2組の男子生徒が3人で校長室に来てくれました。

4限「家庭総合」の時間に調理したという『ハンバーガー』を持ってきてくれました。

ちょうどお昼時ということもあり、早速いただいてみると、フワフワのバウンズの間には、丁寧に味付けされたテリヤキチキンとシャキシャキのレタスが挟まれていました。お肉も柔らかく仕上がっており、お腹もすいていたのでペロリと美味しくいただきました!

2年2組6班の皆さん、ごちそうさまでした!

 

そして、放課後になると・・・今度は、

「HAPPY HALLOWEEN!!」と言いながら、「1日早いですが、校長先生のために作ってきました。後で、感想を聞かせてください!」といって、3年生の男子生徒が、選択授業の『調理探究』作ったパウンドケーキを持ってきてくれました。

この完成度の高さをご覧ください!

食品表示についても学習している様子が、しっかりと成果として表れているのが分かります。

包装を開けた瞬間、バターとアーモンドの香ばしい香りがふわり。

ひと口食べると、しっとりとした生地の中にかぼちゃとサツマイモのほくほくした風味が広がります。そこにブラックビスケットのほろ苦さがアクセントとなりました。

ハロウィンの『感謝』を込めた、手作りの一切れ、お化けも思わず笑顔になるような、優しい秋のご褒美でした!

   

 

 

 

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