松韻高校情報

新着日誌

No.541 考動力(5)

 3学期の始業式の講話内容を紹介してきました。「考動力」を「行動する前に考える力」「行動しながら考える力」「行動した後で考える力」の3つに分け、その中の「行動する前に考える力」について整理してきました。

 

 今日から紹介するのは生徒に話をしていない「行動しながら考える力」と「行動した後で考える力」について紹介していきます。

 

 さて、どんな内容か。続きは、明日以降。

 

〈気になる言葉〉

「難しいことを難しく伝えるのは、誰にでもきます。」川邊暁美『「声」と「言葉」で心に響くプロの話し方作法』明日香出版社 2013 p.82.

 

 

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No.540 考動力(4)

 「考動力」のひとつである「行動する前に考える力」について、生徒に話した内容を紹介してきました。行動する前に、「『自分』だけで判断しない」「『今』だけで判断しない」という視点を持ってほしいと話しました。

 

 生徒たちには考えることの大切さに気づいてほしいと思います。

 

 行動する前に考えないと、誰かに嫌な思いをさせていたり、今が楽しければいいということになっていたりする可能性があります。自分が良ければ誰かに嫌な思いをさせてもかまわないとか、今が楽しければ後でどうなろうとかまわないとか、そういう生き方は賢いとは思えません。

 

 人間は考えることで成長します。考えることがなければ、人間としての成長はしません。「考動力」のひとつである「行動する前に考える力」をぜひ身に付けてほしいと思います。

 

〈気になる言葉〉

「(増淵注:「マシュマロ・テスト」が示唆することは)子供の頃から欲望の赴くままに行動するのではなく、我慢する力を身につけていくと、将来の成功に結びつく可能性も高くなるということです。」嶋津良智『目標を「達成する人」と「達成しない人」の習慣』明日香出版社 2014 p.72.

 

 

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No.539 考動力(3)

 「行動する前に考える力」の2つ目は、「『今』だけで判断しない」ということです。

 

 「今」ではなく「未来」の自分だったらどうだろう? と考える。「何年後かの自分だったら」を考える。「今の自分」にとっては都合のいいことかもしれないけれど、それをすることが「何年後かの自分」にとってどんな影響があるのかを考える。「何年後かの自分」は後悔しないかどうかを考える。

 

 「今」の自分にとってだけではなく、「未来」の自分にとってどうなのかを考える。そういう力を身に付けてほしいと思っています。

 

〈気になる言葉〉

「四歳から五歳のときに待てる秒数が多いほど、大学進学適性試験の点数が良く、青年期の社会的・認知的機能の指数が高かった。就学前にマシュマロ・テストで長く待てた人は、二七歳から三二歳にかけて、肥満指数が低く、自尊心が強く、目標を効果的に追求し、欲求不満やストレスにうまく対処できた。中年期には、一貫して待つことのできた(先延ばしにする能力の高い)人と、できなかった(先延ばしにする能力の低い)人では、中毒や肥満と結びついた領域の脳スキャン画像ではっきり違いが見られた。」ウォルター・ミシェル『マシュマロ・テスト』早川書房 2015 p.11.

 

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No.538 考動力(2)

 「行動する前に考える力」は2つに分けられます。「『自分』だけで判断しない」ということ「『今』だけで判断しない」ということです。

 

 まず、「自分」だけで判断しないということについて。

 

 「自分」ではなく「誰か」だったらどうだろう? と考える。「自分の立場」ではなく、「相手の立場だったら」を考える。自分にとってはプラスに思えることも、違う立場の人にとってはマイナスかもしれない。そういう視点を持って考えるということです。

 

 相手の視点を想像する。相手の立場を想像する。そういう力を身に付けてほしいと思っています。

 

〈気になる言葉〉

「家をたてるには『木くばり』といって、木質に応じた材料のつかいかたをする。」前田信弘『今こそ名著 五輪書』日本能率協会マネジメントセンター 2019 p.59.

 

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No.537 考動力(1)

 昨日の始業式で「考動力」について話をしました。その内容を連載します。

 

 「考動力」。辞書には載っていません。造語です。私が考える「考動力」とは、次の3つの力です。

 

 1 行動する前に考える力

 2 行動しながら考える力

 3 行動した後で考える力

 

 始業式では、この中の「1 行動する前に考える力」を取り上げました。「行動する前に考える力」はさらに2つの力に分けられます。続きは、次回。

 

〈気になる言葉〉

「テレビを観るがいい。なんとか大学教授と称してあれこれ時の話題を知ったかぶりして言っているのがよくいるが、おそらく研究などしたことのない連中だろう。研究に専念しているならば、ことばを慎むからである。それは教養人である。」加地伸行『続・マスコミ偽善者列伝』飛鳥新社 2019 p.50.

 

 

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