校長室より

令和7年度 第2学期始業式 「日進月歩 ~明日は今日よりほんの少し前へ~」

長い夏休みを終えて、こうして皆さんと元気に顔を合わせられることを嬉しく思います。皆さんにとって、夏休みはいかがでしたか?

今日のテーマは、『日進月歩』としました。この言葉には、「日ごとに少しずつ、しかし着実に進歩していく」といった意味があります。2学期は、この「日進月歩」を意識して生活してほしいと思っています。

 

まず、1学期の終業式の話題を覚えていますか?

『夏に挑戦、夏で成長 ~一歩ずつ、できたを積み重ねる夏に~』とお伝えしました。

そして、皆さんに入力しもらったものを集計したのがこちらです。自分がどのような内容を入力したか覚えていますか?なりたい自分に少しでも近づいていますか?とは言え、私も筋トレを頑張るといっておきながら、夏休みの後半は、少し忙しさも相まって毎日継続まではいけませんでした。その分、他のことでたくさんの学びを得ることもできました。

そこで、本日のテーマは、自分にも言い聞かせるつもりで、「日進月歩」としました。『よく頑張った夏休み』夏休みを振り返ってみましょう。

多くの生徒が、部活動で汗を流し、協力して一つものものを作り上げ、大会やコンクールに挑戦し成果を出すこともありました。もちろん、大会で勝つことや賞を取ることだけが勝ちではないと思います。大切なことは、「努力する過程」で自分を高められたかどうかです。一つ一つの経験や体験が、小さな成長だと思います。

この夏に流した汗や悔し涙、積み重ねた時間は、2学期に必ず皆さんの力になります。

 

2学期は「成長の季節」です。2学期は、高校の1年間で最も長く行事も多い学期です。

そこには、仲間と共に挑戦する時間も多くあります。共に成長する貴重な体験ができる学期でもあり、これら一つ一つが、皆さんの可能性を広げる貴重な機会です。ぜひ、目の前の活動に全力で取り組み、仲間と一緒に多くの挑戦を積み重ねてください。

 

『小さな一歩の積み重ね』

「日進月歩」は、一気に大きく変わることではありません。小さな一歩を積み重ねることが大切です。たとえば、こんなことから始められます。

•1日10個の英単語を覚える

•1日1問の数学問題を解く

•1日5分の片付けを習慣にする

•1日1つ「ありがとう」を伝える

小さな一歩の積み重ねが、大きな変化を生みます。「できることを、今やる」これが「日進月歩」の第一歩です。

 

 『習慣が芽を育てる』ここで、大切なサイクルを紹介します。

努力 ⇒ 当たり前 ⇒ 自信 です。

最初は難しく感じたことも、努力を続ければ「当たり前」にできるようになります。そして、その積み重ねが「自信」になります。毎日の小テストをや部活動の中でそのような体験をしたことがありませんか?つまり、日々の習慣が芽を育てやがて大きな成長につながります。

見えないところで根を張る植物のように、皆さんの努力も必ず実を結びます。2学期は、この芽を大切に育てていく時間です。

 

『自分の中の芽を大切に』

「自分の中の芽を大切にする」「友人の小さな芽に気づいてあげる」こと。毎日の習慣を大切にし、昨日よりも少しだけ前へ進むことを意識してください。そして、2学期は仲間と共に成長する時間です。友達の中にある小さな芽、自分の中の小さな芽に気づき、互いに育て合うことで、大きな花を咲かせることができます。小さな芽に気づき、育ててください。

 皆さん一人ひとりの小さな挑戦が、蓮田松韻高校全体を輝かせます。私も皆さんと一緒に、一歩ずつ前へ進んでいきます。2学期、力強く スタートしましょう!

令和7年度2学期始業式.pdf